2014年9月3日水曜日

5.「ふるまい」の評価軸をつくる

「ふるまい」が起こりうる場所はどのような場所かを2つの評価軸によって設定します。
1つ目は「ふるまい」という部分の評価軸、2つ目は「コンセプト」という全体の評価軸です。


1.部分の評価

「ふるまい」ひとつという「部分」が誘発される条件としての評価項目。
「ふるまい」が誘発される (自然・建築等) 環境の条件を設定します。
この条件設定には、石垣島固有の「ふるまい」が生まれる環境との関係を、
沖縄の建築を「ふるまい」とそれが誘発されている環境という視点で分析するなかで、捕らえました。
特記:県立博物館



今回設計するにあたり、ふるまいグループそれぞれの「主なるふるまい」に条件を設定していきました。
内容は以下の通りです。

■ふるまいAグループ主なる振る舞い:島民と島外のひとがのんびり語らいながら食事をする



■ふるまいBグループ
主なる振る舞い:観光客が沖縄文化でゆっくりと遊ぶ



■ふるまいCグループ
主なる振る舞い:観光客が買い物を島民との会話を楽しみながらする



■ふるまいDグループ
主なる振る舞い:研究者が自然を感じながらのびのびと研究する




2.全体の評価

「コンセプト」としての全体の関係性をつくる条件としての評価項目。
「ふるまい」の連続で生まれるコンセプトとしての全体の関係性をどのように作るかの評価項目を作成します。

■全体的なふるまい:観光客がゆったりな時間を島民と過ごす。




この部分と全体の目をもち、その両方から点検することによって、石垣島固有の「島時間」に近づけていきます。

代表

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